粒状感はフィルム写真の本質的な個性です。ただし次の条件で目立ちやすくなります: 高感度フィルム(ISO800以上)、増感現像、露出不足(アンダー)。特に露出不足のネガをスキャンで持ち上げると、シャドウの粒子が大きく浮き出ます。「思ったよりザラつく」場合、多くは撮影時の露出不足が原因です。

色の偏りの主な原因: (1)期限切れや高温保管によるフィルムの劣化、(2)露出不足(ネガは暗部の色情報が痩せます)、(3)特殊な光源(蛍光灯・ミックス光)。タングステン光用フィルム(500Tなど)を日中に無フィルターで撮ると青転びするのも代表例です。

当店のスキャンでは1コマずつ色と濃度を調整していますが、ネガに記録されていない情報は復元できません。**「ネガは気持ちオーバー目に撮る」**が、きれいなスキャンへの一番の近道です。